うつ病とは

うつ病のイメージ写真

うつ病は、気分の落ち込みや意欲の低下などが長期にわたって続くことにより、生活に大きな支障をきたすようになる心の病気です。眠れない、食欲がない、やる気が出ない、何をしても楽しめない、気分が落ち込む、さらには死にたいという気持ちが長期間も持続する患者様もいらっしゃいます。

一時的な気分の落ち込みというのは、誰しもが経験するものです。しかし、うつ病になると、落ち込みの状態が長期間続き、その間というのは自分の好きなことであってもやる気が起きません。仕事や学業、家事などに手がつかなくなって、やがて日常生活に支障をきたすようになります。下表のような状態がみられるときは、うつ病の可能性があるので、まずは当院をご受診ください。

このようなときは当院をご受診ください

  • 気分が落ち込んでいる状態が続く
  • 何事にも興味がわかず、楽しめない
  • 食欲の低下があり、体重が大きく変化した
  • よく寝られない
  • 動作や話し方が遅い
  • すぐにイライラしてしまう
  • 疲れを感じやすくなった
  • 自分に価値がないと感じる
  • 仕事や家事に集中できない
  • この世界から消えてしまいたいと思うことがある
など

うつ病になりやすいタイプ

うつ病は、責任感が強い人、真面目な人がなりやすいといわれています。また、家族歴など遺伝的要因も指摘されています。発症しやすい世代としては若年層が多いとされていますが、実際には思春期から老年期まで、幅広い世代で見受けられます。男女別では、女性の方が多いと考えられています。

うつ病の治療

うつ病の治療は、患者様の状態によって異なります。どのような症状が出現しているのか、うつ状態がどのくらいの期間継続しているのか、どのような経過をたどっているのか、そのほかの病気の有無などを見極めたうえで、一人ひとりに合った治療法を選択していきます。

具体的には、十分な休養と薬物療法を行うケースが多いです。患者様は心身のエネルギーが枯渇した状態にあるため、日常のストレスから離れた環境の中で十分な休養をとることが大切です。さらに抗うつ薬を用いた薬物療法によって、症状の軽減とエネルギーの回復を図っていきます。使用する抗うつ薬にはいくつかのタイプがあり、患者様の症状や状態に応じて使い分けます。こうしたお薬には、効果が現れ始めるまでに通常1週間~数週間かかります。効果が現れないからといって、勝手に薬を止めてはいけません。うつ病は再発率が高い病気なので、完全に症状がなくなった後も、医師の許可が下りるまで飲み続けることが大切です。

このほか、精神療法を取り入れることもあります。カウンセリングによって不安などが解消され、症状が軽減されます。患者様が安心して暮らせる環境を整えたり、地域活動への参加を促したりすることも大切です。