適応障害とは

適応障害は、強いストレスなどが原因となり、日常生活に支障をきたしてしまう病気のひとつです。転勤や昇進、転職、進学、親しい人との死別などで生活環境が大きく変わったときに、新たな環境になかなか適応できず、様々な症状が現れるようになります。こうした変化は一般的にもよくみられますが、日常生活に影響が及んでしまっているときは適応障害だと考えられます。なお、この病気は転勤・転職などの環境変化からすぐに出現するとは限りません。環境変化の直後には特段の症状は出ていなかったのに、2週間~1カ月ほど経過してから発症することもあります。
このようなときは当院をご受診ください
- 憂鬱な気分が続いている
- 仕事や家事に集中できない
- 些細なことでイライラしてしまう
- 怒りっぽくなったと言われる
- 仕事などで緊張することが多い
- よく眠れない
- 食欲不振が続いている
- 頭痛や肩こりがひどい
- 遅刻や欠勤、早退が増えた
- 暴飲暴食してしまうことがある
適応障害の治療
適応障害を引き起こす主な原因は、「新しい環境などに合わせなくてはならない」というストレスです。そのため、まずストレス因子の改善を目指します。発症の原因となった環境を見直すことにより、病状が改善するケースが多いです。患者様によっては、しばらく仕事を休むよう進言することもあります。これが難しい場合には、患者様とご相談のうえで、専門医が具体的な対応策をお話していきます。
その一方で、適応能力をいかにして高めていくのかも考えていきます。ストレスがなくなったとしても、ご本人のストレス耐性が伴わなければ、根本的な解決にはなりません。異なったストレスに直面したとき、再び適応障害を発症してしまう可能性が高いからです。なお、不安や不眠などの症状を改善させるため、薬物療法を行うこともあります。