統合失調症とは

統合失調症のイメージ写真

統合失調症は、思考や行動、感情をきちんとまとめていく脳の働きが長期にわたって低下してしまう病気です。患者様の多くは、幻覚や妄想、興奮などの激しい症状が出現します。そのため、家庭や社会で生活を営む機能に影響が出てしまい、周囲の人々との交流が上手くいかなくなるケースがよく見られます。発症年齢に関していうと、若い人に見られることが多く、とくに15~25歳ごろに起こりやすいです。

このようなときは当院をご受診ください

  • 誰かが自分の悪口を言っている気がする
  • 自分にははっきり見えているのに、他人から「見えない」と言われたことがある
  • 誰かが自分のことを陥れようとしていると感じたことがある
  • 自分の考えを他人に吸い取られてしまったと感じたことがある
  • 自分の行動は誰かに操られているように感じる
  • 他人から「話にまとまりがない」と言われたことがある
  • 急に興奮し、大声で叫んだことがある
  • 周囲の出来事に興味が持てない
  • 人とコミュニケーションを取りたくない
など

統合失調症の治療

統合失調症の治療の柱は、薬物療法と精神科リハビリテーションです。このうち薬物療法の中心になるのが抗精神病薬です。幻覚や妄想などの症状を改善させる効果が期待できます。そのほかにも、患者様の症状に応じて睡眠薬や抗不安薬、気分安定薬などを使用します。精神科リハビリテーションでは、病気の知識やストレス対処法を学ぶ心理教育、人間関係をうまく進める方法などを練習する社会生活技能訓練、記憶力や集中力などをつけるための認知機能リハビリテーションなどを行います。

早期の治療が重要です

統合失調症の経過は人によって大きな幅があります。治療薬がよく効き、幻覚や妄想などの症状が上手くコントロールできるケースがある一方、なかなか治療が思うように進まないケースもあります。ただし、いずれのケースにおいても、発症してからなるべく早い段階で治療することが重要です。治療せずに放置していると、どんどん症状が悪化していき、治療が難しくなってしまうのです。思い当たる症状がある方は、お早めに医療機関を受診して必要な治療を受けるようにしてください。